気仙沼市 2019.03.07
気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館が公開されます
震災の記憶と教訓を伝える「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」が完成し、10日のオープンを前に内覧会が開かれました。
市が気仙沼向洋高旧校舎を震災遺構として保存し、展示や研修会場を備える伝承館とあわせて一般に公開します。
校舎には、約13メートルの津波により3階の教室に流れ込んだ車や、渡り廊下に折り重なったがれきが当時のまま残されています。伝承館には、津波の脅威を伝える大型映像シアターや展示コーナー、体験交流ホールなどがあります。
南校舎3階:大津波により車やたくさんの被災物が教室に流れ込みました。当時使われていただろう教科書や靴もそのまま残されています。
南校舎4階:レターボックスの下半分錆びているところまで津波がきました。
南校舎外観:4階部分に津波で流された冷凍倉庫がぶつかった跡が残っています。
折り重なった車:引き波の通り道となった箇所に車や被災物が折り重なっています。当時、引き波によって流された家が校舎と校舎の間に挟まり、宙に浮いた状態になっていました。
教育旅行や視察研修向けに、語り部ガイド(90分)や防災セミナー(60~90分)の有料体験プログラム(要予約)もあります。
<入館料>
一般個人600円、高校生400円、小・中学生300円
団体(30人以上※要予約)はそれぞれ100円引き
<休館日>
毎週月曜、祝日の翌日(土日・GWを除く)、年末年始
<特別開館日>※曜日、祝日に限らず開館する日
毎月11日、9月1日(防災の日)、11月5日(世界津波の日)
詳細はウェブサイトをご覧ください。
気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館 ☞ http://www.kesennuma-memorial.jp/
(お&まる。)