県内その他地域 2017.06.26
丸森の猫神さま
かつて養蚕が盛んだった丸森町では、蚕をねずみから守るため各家庭で猫が飼われていました。人々は質のいい繭(まゆ)が取れるように祈り、猫をとても大切にしたそうです。やがて地域のいたるところに猫を祀った石碑が建てられるようになりました。
今も丸森は養蚕の町として知られています。
写真は駒場瀧不動尊愛敬院の境内にある猫神さま。おだやかな顔で少し首をかしげた姿がキュートです。
猫神さまを信仰する文化は他県にもありますが、丸森は日本で一番多くの石碑が見つかっている地域。猫のいろいろな仕草や表情を模した石碑は、見る人に癒しを与えてくれます。
丸森町観光案内所では、バスや徒歩で周辺の石碑を巡るマップを配布しているので、のんびり散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。(※敷地内にある石碑を訪れる際は、マナーを守りましょう)
もちろん、食材王国みやぎならではのグルメも思い切り楽しめます。「蔵の郷土館 齋理屋敷」の店蔵にある「大正ロマン喫茶」では、四季折々の旬な食材を使ったランチが人気です。
こちらは6月のおすすめランチ(税込850円)。
《六穀米ご飯(丸森産こしひかり)・棒棒鶏・スナップエンドウとエビのあんかけ・青菜のナムル・竹の子のピリ辛・酸辣湯風スープ・デザート》
ほかにも養蚕の町ならではの「繭細工体験」や、東北第二の大河・阿武隈川を進む「阿武隈ライン船下り」など、丸森には独特の自然文化を生かした観光素材があります。
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(お)