ＮＨＫ仙台放送会館にある「定禅寺メディアステーション」で、東日本大震災を振り返る伝承ツアーに参加しました。

２０１８年２月、青葉区の錦町公園隣にオープンした同館は、大規模な地震にも耐えるように作られ、ライフラインが途絶えても放送を持続できる設備が整っています。
建物の１階と２階がメディアステーションです。１階に４Ｋ８Ｋ映像シアターやギャラリー、２階に東日本大震災関連の展示・体験スペースがあります。ガラス張りで公園の木々が間近に見える、開放的な空間です。

入館時の検温後、ツアースタート。県内各地を襲った津波の高さを表した柱、ＮＨＫが放送した震災発生から７２時間のニュース映像、失われた尊い命と遺族からのメッセージ、復興の軌跡（年表）、津波から逃げ延びた経験を再現したＶＲ体験などを、分かりやすい解説付きで巡ります。
地震が起きた瞬間のニュース映像は、当時の記憶を一瞬でよみがえらせ、最新のＶＲ機器を使った語り部の映像は、津波の恐怖をすぐそばに感じさせます。
所要時間は約３０分です。（※許可を得て撮影しています）

　「震災伝承３０分ツアー」
　☞ https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0338681/index.html

さらに現在、１階ギャラリーでは８月１６日（日）まで「３.１１企画展『定点映像　あの日から』」も開催中です。
ことし２月にＮＨＫ総合テレビ「てれまさむね」で紹介された震災後の定点観測映像（約４分）を中心に、９年間の岩手・宮城・福島の被災地の変化と、各地の特産品やグルメ、観光スポットを紹介します。宮城県の紹介は南三陸町と石巻市、東松島市です。入場無料です。

　３.１１企画展「定点映像　あの日から」
　☞ https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0336784/index.html

※今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、展示の中止や内容を変更することがありますので、訪問の際はウェブサイトを確認いただくか、事前の問合せをお願いします。


●定禅寺メディアステーション フロアガイド
　☞ https://www.nhk.or.jp/sendai/station_info/guide.html



（お＆まる）