内容

石巻南浜津波復興祈念公園は南浜地区の市街化以前の「土地の履歴」、震災前の「街の記録」、震災後の「追悼と伝承の祈念公園」という３つの場所性を重ねたデザインを基本コンセプトとし、38.8haの敷地の中に、慰霊の場やかつての街を偲ぶ場、市民活動拠点等が整備されています。復興の森を作る取り組みによって、合計約10万本の樹木が植樹される予定です。

＜追悼の広場＞
多くの方々がつどい、震災により亡くなられた方々を追悼する場です。全方位に祈ることができるよう円形の形をしています。

＜祈りの場＞
土地の履歴を象徴する「善海田池」、「旧中町通り」をはじめとする街の記憶、追悼と伝承の場としての「祈念公園」が重なる場所です。献花台がございます。

＜みやぎ東日本大震災津波伝承館＞
「かけがえのない命を守るために、未来へと記憶を届ける場」をコンセプトとして震災伝承の展示を行っています。
詳しくはこちら：http://miyaumi.info/search/page79.html

＜石巻市慰霊碑＞
石巻市内でお亡くなりになられた方々を追悼するために建立された慰霊碑で、お亡くなりになられた方々の御芳名が記されています。献花台がございます。

＜一丁目の丘＞
追悼の広場を包み込む築山。丘の頂上から公園全体や海を見渡すことができます。

＜初代「がんばろう！石巻」看板跡＞
「津波に負けたくない」「地域の人を励ましたい」という想いから建てられた「がんばろう！石巻」看板は多くの人を勇気づけました。道路整備にともない看板は市民活動拠点に移設されましたが、住宅兼店舗の基礎と「復興するぞ！」と書かれた路面ペイントが残っています。
※初代看板は石巻市震災遺構 門脇小学校で展示中

＜市民活動拠点＞
これまで公園計画地内では「がんばろう！石巻」看板や「南浜つなぐ館」等の追悼・伝承活動や杜づくり活動が行われてきました。多様な主体がより安定的に活動を行えるように参画・協働の取り組みを進めています。

そのほか、詳細はこちらをご覧ください。
・石巻南浜津波祈念公園サイト：https://ishinomakiminamihama-park.jp/

また、語り部等の公園内の実施プログラムについてはこちらをご覧ください。
・東日本大震災・石巻南浜復興祈念公園予約サイト まち・もり・いのち：https://imparkpartner.guide/


【緊急時における避難について】
公園利用時に揺れを感じたら、速やかに日和山方面の公園出入口に向かい、出入口にある避難経路サインに従い、高台へ避難してください。

【献花について】
公園内における献花につきましては、祈りの場、石巻市慰霊碑、市民活動拠点献花台のいずれかにお願いいたします。また、お花以外のものはご遠慮願います。

【車いすの貸出】
園内移動のため車いすが必要な方には、車いすの貸出を行っております。
みやぎ東日本大震災津波伝承館内、公園管理事務室スタッフにお声がけください。

教育旅行のポイント

・周辺の震災遺構・伝承施設や震災語り部と組み合わせることで、震災の被害や教訓、復興の様子などを多面的に学ぶことができる。
・かつて住民が暮らしていた場所を実際に歩くことで、震災前の姿に思いをはせ、復興の在り方を自分なりに考えることができる。

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