石巻市 2017.12.04
未来へつなぐ大川地区ふるさとの記憶
かつての石巻市大川地区を再現した模型の展示施設が、被災した大川小学校近くに建てられました。
模型の製作は、震災後の地域再生に取り組む「一般社団法人長面浦海人」のみなさんと住民の方々が、記憶や写真をもとに昨年から進めてきました。
神戸大学などの協力のもと、まち並みや山林などの地形が立体的に再現され、住民が思い出を手書きした約1,000枚のアクリル片が立っています。壁には地域のくらしを記録した写真の数々も貼られています。
土日はなるべくオープンさせたいそうですが、「海人」のみなさんは漁などをしながら施設を管理しています。平日の施設は無人になりますので、いずれも見学には予約が必要です。連絡先は「長面浦 海人の家 はまなすカフェ」☎090(7330)3311(営業は日曜10:00~15:00、月~土は予約のみ)へ。
※多くの方に見てほしいため、なるべく団体での見学をお願いしています。
施設の場所は大川小前の県道を挟んだ北側です。
(お)
仙台市 2017.11.29
仙台市宮城野区蒲生字町87
せんだい3.11メモリアル交流館の企画展「仙台市宮城野区蒲生字町87」を見てきました。
蒲生地区は仙台市東部、七北川の河口付近にあります。
多年草の植物「蒲」が生い茂っていたことが地名の由来と言われています。
交流館の壁に描かれている可愛い地図で見てみると、こんなところです。
昔は水運の要所として栄えた地域でした。
蒲生干潟には渡り鳥が飛来し、水辺には希少な生き物が住んでいました。
豊かな自然があり、たくさんの人々が訪れた場所です。
サーフィンするひと、潮干狩りするひと、
日本一標高の低い山「日和山」から初日の出を拝むひと、
私のように、ただただ海を眺めてぼ~っとするひと、などなど・・・
東日本大震災が発生し、たくさんあった住宅や、松などの植物は津波にのみこまれてしまいました。
今回の企画展では、震災以前の蒲生地区の様子を写した写真が展示されています。
住宅の密集する小道を、小さな祠や古い商店を横目に、自転車で颯爽と(?)すり抜けて干潟を目指した、幼い頃の自分を思い出しました。
映像作品「Mind the Gap」も放映されています。
交流館のある仙台市営地下鉄荒井駅から蒲生干潟の日和山までの道のりを、3台の車載カメラで撮影した映像です。
展示されている以前の風景写真を見た後、映像で道のりを辿ると、改めて津波被害の大きさを感じました。
地域の人たちが製作した、日和山のジオラマ。
緑に覆われた震災前の日和山を再現しています。
日和山の標高は、津波被害により現在は3メートルほどになってしまいましたが、以前は標高6.05メートルありました。
階段も14段あって(今は4段くらい)。
頂上にはのんびりするのにちょうどいいベンチもありました。
かつて漁師さんたちが天候と波の様子を見ていた山頂からの風景は、潮の満ち引き、朝日と夕暮れなど、様々な表情を見せてくれていました。
震災後日和山周辺の地域は災害危険区域に指定され、現在は事業用地造成工事が行われています。
住宅も、日和山の大きな階段やベンチも無くなってしまったけれど、干潟の生き物たちは徐々に戻ってきています。
日和山周辺地域の今と、以前の暮らしに触れることができる企画展です。
是非足を運んでみて下さい。
せんだい3.11メモリアル交流館「仙台市宮城野区蒲生字町87」
期間 / 2017年11月7日から2018年1月28日まで
http://sendai311-memorial.jp/
(N)
仙台市 2017.11.20
イルミネーションの季節
昨日、仙台でも初雪が観測され、空気がどんどん冷たくなってきました。
寒くてベッドから出るのも大変ですが、そんなひんやりした空気の中で輝くのがイルミネーションですよね^^
街を歩くとキラキラしたイルミネーションやクリスマスのディスプレイを目にすることも多くなってきました。
ショーウィンドウに映る光も綺麗ですね^^
こちらは先日行われた「仙台トラストシティ」のイルミネーション点灯式。
キャンドルイベントも行われ、寒い中でも周辺は温かい光に包まれていましたよ^^
そして、来月8日からは「SENDAI光のページェント」が開催されます!
今月17日からページェントの取り付け作業が始まりました!
今年のテーマは「みんなで灯す 心の明かり」です。
60万球にも及ぶオレンジの小さな光は、訪れた人皆の心に明かりを灯してくれるでしょう^^
2017SENDAI光のページェント
開催日時:12月8日(金)~12月31日(日)
開催場所:仙台市定禅寺通
ホームページ→http://www.sendaihikape.jp/