仙台市 2017.05.03
震災遺構・仙台市立荒浜小学校
東日本大震災で児童や教職員、地域住民ら320人の命を救った仙台市立荒浜小学校が、県内初の震災遺構として一般に公開されました。
津波が2階まで押し寄せた校舎は、なぎ倒されたベランダやはがれた天井、浸水の跡が残るキャビネットなど、被災当時の姿で保存されています。
校舎の被害状況や被災直後の様子を伝える写真とディスプレー、当時を振り返るインタビュー映像などで、訪れる人に津波の脅威と教訓を伝えます。屋上からは、荒浜地区全体とかさ上げ道路などの工事状況などが見渡せます。
海風や土地の匂いを感じながら、ふたたび津波の犠牲を出さないよう、備えについて考えてみましょう。
●所在地:宮城県仙台市若林区荒浜字新堀端32-1
●開館時間:10時00分から16時00分まで
●入館料:無料
●休館日:月曜および第2・第4木曜(祝日の場合はその翌日)/祝休日の翌日(土・日曜、祝日を除く)/年末年始/臨時休館日
●アクセス:仙台東部道路「仙台東IC」から車で約10分。地下鉄東西線荒井駅から仙台市営バス「旧荒浜小学校行き」約15分。
みやぎ海べの旅案内「震災遺構 荒浜小学校」紹介ページ
http://miyaumi.info/search/page55.html
(お)
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仙台市 2017.05.01
国際センター駅前にフィギュア金メダリストモニュメント
仙台市地下鉄東西線国際センター駅の前に、冬季五輪フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんと羽生結弦選手のモニュメントが建てられました。
仙台で育ったふたりの偉業をたたえるガラス製のモニュメントは、それぞれ高さ2.3メートル、幅1.6メートル。トリノ五輪で得意技のレイバック・イナバウアーを披露する荒川さんと、ソチ五輪で右手を突き上げる羽生選手の姿が描かれています。
また、駅から500メートルほどの場所には、「日本のフィギュアスケート発祥の地」といわれる五色沼があります。現在は冬でも厚く氷が張ることはなくなりましたが、明治後期頃には市民向けのリンクに使われたこともあるそうです。
ほとりにはフィギュア発祥の地を記念した碑があり、男女ペアスケーターの像もあります。
仙台市博物館のすぐ近く、仙台城三の丸土塁跡のそばです。
(お)
東松島市 2017.04.24
「イーストファームみやぎ」が綿(コットン)栽培のボランティアを募集しています
東日本大震災で被災した農家が、農業再生・雇用創出・新産業を目的に綿(コットン)を栽培し、アパレル関連企業が加工・商品化・販売することで復興を支援する「東北コットンプロジェクト」。2011年7月に農業生産組合・農業法人・アパレル関連企業16社で発足した共同プロジェクトです。
現在は東松島市などの農地で綿を栽培しています。農業生産法人イーストファームみやぎ(赤坂芳則代表・本社美里町)は、毎年5月にボランティアの協力を得て、綿のポット苗を畑に定植する作業を実施しています。
ことしは5月27日(土)に同社の赤坂農園で実施することになりました。当日は東京や大阪のプロジェクト関連企業からもボランティアが訪れます。
植えられた苗は、間引きや除草などの作業を経て、11月下旬から綿花として収穫されます。
被災地発のコットン製品誕生に協力してみませんか?
○日 時 5月27日(土)10:00~14:00
○場 所 宮城県東松島市大塩字寺沢9番地「イーストファームみやぎ 赤坂農園」
○持ち物 長ぐつ(または汚れてもいいくつ)、薄手のゴム手袋、帽子、タオル、飲み物など
農園では、綿花のほかにもラベンダーやハーブ、果物なども手がけており、ほぼ通年で除草や収穫などのボランティアを募集しています。個人・団体は問いませんので、ぜひ一度お問い合わせください。また、6月上旬から10月上旬までは観光農園として一般開放しています。目の前に広がる花畑は圧巻です。
ボランティアの申込など詳しくは、同社ウェブサイトをご覧ください。
☞ http://www.eastfarm.co.jp/index.html(サイト内の「とっておき情報」に掲載)
(お)