スタッフブログ

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日々、県内を回るスタッフがとれたての情報をお届けします。

名取市 2019.06.04

北釜防災公園

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名取市北釜の集団移転跡地に、市の防災公園ができました。
ジャングルジムや滑り台などの遊具のほか、津波発生時の緊急避難場所になる丘もあります。

空港の近くなので、遊具に出発ゲートが。
飛行機の離着陸や仙台空港アクセス線を眺めながら遊べます。家族連れにぴったりの公園です。

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東日本大震災で被災した閖上地区に、名取市が造成した「震災メモリアル公園」。閖上のまちびらきに合わせて今月オープンしました。
震災の記憶と教訓を未来に語り継ぎ、人々が集い憩える空間です。
園内は、鎮魂と伝承、憩いを図るエリアで構成されています。

昭和三陸津波(1933年)の教えを伝える石碑。

日和山。

日和山頂上から。奥が遺構の広場です。

「遺構の広場」には、閖上小学校前歩道橋の一部と、すずらん灯(街灯)があります。

慰霊碑、歌碑、芳名板のある「祈りの広場」。佐々直旧本社工場のあった場所は、「憩いの広場」になりました。あずまやのほか、東側には海が眺められる丘もあります。

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南三陸さんさん商店街にある写真館「佐良スタジオ」。
震災前、代表の佐藤信一さんの自宅は、この商店街の場所にありました。

店舗には常設写真展示館「南三陸の記憶」が併設されています。津波で家も店舗も流された佐藤さんが、町の被害と再生を撮った写真140点を展示。写真には佐藤さんの手書きのメッセージが添えられています。
町の人々とともに復興を目指して撮り続けた写真は、まさに内側からの目線。時に自然の圧倒的な凄みを、時に人間の大きな温かみを感じさせます。外部からの取材や技術では表現できない作品ばかりです。(※許可を得て撮影しています)

震災から半年後に出版した写真集「南三陸から」Vol.1は、第43回講談社出版文化写真賞を授賞しました。愛おしい日々の生活や美しい海、震災後に生きる人々の姿を切り取った写真は、町のみなさんに大きな活力を届けました。

「『写真の力を信じて』『伝えていく』というテーマを掲げて歩んできた。これまで撮り続けてきた町の再生の様子を、多くの人に見てほしい。そして自分のふるさとについて今一度考えてほしい」と話す佐藤さん。これからも町の様子を撮り続けます。

展示館開館10:00~17:00。入場料一般300円、中高生200円、小学生以下無料。火曜定休。また、展示館で佐藤氏による語り部プログラムも実施しています。所要時間30分。最大10人まで。料金5,000円。

●佐良スタジオ ☞ http://www.saryoss46.jp/

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