スタッフブログ

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全般 2017.12.21

1951年の宮城

拍 手1

アメリカ人医師だった故・ジョージ・バトラーさんが、1951(昭和26)年に宮城県沿岸部で暮らす人たちを撮影した写真が、ウェブサイト「Miyagi 1951ー宮城 1951」で公開されています。
当時、従軍医として松島キャンプに駐留していたバトラーさんは、石巻や東松島、塩竈、仙台などを巡って、働く人、遊ぶ子どもたち、街並みや自然などの写真を撮りました。当時の日本ではまだ普及していなかったカラー写真の数々はとても珍しく、どれも貴重な記録です。
たくましくいきいきした人々の表情や美しい里山の風景は、見る人に元気を分けてくれるようです。

私がいちばん驚いた写真は、松島にありました。
宮城県が外国人観光客誘致のため1913(大正2)年に建設した「松島パークホテル」の姿です。設計はチェコの建築家故ヤン・レツルさん。優れたデザインのパークホテルは松島のシンボルのひとつといわれましたが、1969(昭和44)年に火災で焼失してしまいました。これほど鮮明な写真を見るのは初めてです。レツルさんは、後に広島県物産陳列館(原爆ドーム)も設計しました。
歴史の勉強が苦手な私でも、写真からいろいろ学べるのはとても有難いし、とても楽しい!

ウェブサイトはジョージさんの息子アラン・バトラーさんが運営し、公開写真の情報を募っています。
何度も見ると新しい発見があります。もしかしたら、みなさんのご親族やお知り合いが写っているかもしれませんよ(^o^)

●「Miyagi 1951ー宮城 1951」
 ☞ https://www.miyagi1951.com/ 

(お)