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東松島市 2018.03.27

東松島市で山形大学生協公務員講座のスタディツアー

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山形大学生活協同組合の公務員講座受講生14人が、震災の教訓と地方公務員の役割を学ぶため東松島市を訪れました。
14人は奥松島観光ガイドの門馬さんの案内で津波浸水域や集団移転住宅地をまわり、当時の体験と備えの大切さ、若い世代に伝えたいことを聞きました。
ニュースでは知ることのできない体験談に、全員が真剣に聞き入ります。

震災復興伝承館や旧野蒜(のびる)駅、慰霊碑がある復興祈念公園では、館内スタッフの解説やインタビュー映像を通し、津波のメカニズムや犠牲になった遺族の思いに触れ、園内の慰霊碑に手を合わせました。

午後には東松島市防災拠点備蓄基地を見学し、災害時に役立つ備蓄品の種類や数、用途、保存方法などについて説明を受けました。豊富な備蓄品の数々に、参加者のみなさんからたくさんの質問が出ました。

講習の締めくくりは、市商工観光課観光事業推進班・大久班長の講話と、同課職員ふたりを交えてのワークショップでした。公務員になった経緯や震災当時の対応、現在の業務、やりがいなどの対話は、公務員を目指す学生さんたちにはとても具体的で刺激になったようです。最後は奥松島観光物産センターで特産品や復興グッズを買って復興を応援し、無事に全日程を終えました。
ツアーを通して、参加者ひとりひとりが復興に向けてできることや、目指す将来像を深く考えるきっかけになったようです。

この講座は2年前から実施されており、前回は石巻市を訪れました。今後は宮城でのボランティアツアーなども考えているそうです。

(お)