スタッフブログ

新しい施設や季節のイベント、地域が誇る絶品グルメなど、みやぎの今を幅広く発信!
日々、県内を回るスタッフがとれたての情報をお届けします。

拍 手1

阪神・淡路大震災の発生から、今月17日で25年になります。これにあわせて、せんだい3.11メモリアル交流館で、阪神・淡路大震災の被害や復興の様子を伝えるパネル展が始まりました。

震災の伝承施設として兵庫県神戸市に設置された「人と防災未来センター」による写真、データ、映像などで当時を振り返ります。

初日の10日には、同センター職員の森口和香子さん(写真左端)による展示解説がありました。
自らも被災した森口さんは、倒壊した高速道路や火災現場の写真を前に、備えの大切さを訴えました。

また、阪神・淡路大震災をきっかけに、「ボランティア」という言葉が一般にも知られるようになり、その後多くの個人や団体が災害現場で活動するようになりました。パネルは全国から集まったボランティアの活動も伝えています。
パネル展は2月11日(火・祝)までの開催です。


せんだい3.11メモリアル交流館 ☞ http://sendai311-memorial.jp/
 開館時間 10:00~17:00
 休館日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土・日・祝日を除く)

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター ☞ http://www.dri.ne.jp/

(お)

 
拍 手2

独創的な絵本やイラストで世界を魅了するショーン・タンさんの作品展が、石ノ森萬画館で開かれています。

 石ノ森萬画館第76回特別企画展『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』

ショーン・タンさんは、オーストラリア出身の絵本作家・イラストレーター。子どもの本のノーベル賞とも言われるアンデルセン賞ほか数々の賞を受賞し、作品は世界中で翻訳されています。
今回は、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した作品「ロスト・シング」をはじめ、タンさんが手掛けた作品の貴重な原画やスケッチ、立体作品など130点を展示。可愛らしいけれどちょっと怖い、奇妙で懐かしい世界が広がります。
(※許可を得て撮影しています)

鉛筆だけで描き込まれた「アライバル」。原画ならではの細やかな質感です。
絵本で見るのとはまた違った魅力があります。

「ショーン・タン」と聞いて最初に連想するのは、「アライバル」や「エリック」、「セミ」などの色を抑えた静かなイラストですが、画家でもあるタンさんは、きらびやかでダイナミックな作品も多く手掛けています。
緻密な鉛筆画と全く違ったアプローチで描かれる絵画は、大きくて迫力があります。絵の具の質感や筆運びも直に感じてほしいというタンさんの希望で、額装なしで飾られているのもすごい!その表現力にただただ圧倒されます。

作品の数々を鑑賞するうちに、タンさんの温かい人柄が伝わってきます。
社会への警鐘の裏に隠れた万物への愛情。まるで暗いトンネルの先に広がる極彩色の世界のようで、物事の二面性を表しているようにも感じられました。
タンさんが一貫して描く、何かが失われた世界に生まれる新しい希望の芽を、ぜひ会場で。


期間中は、市内を周遊するスタンプラリーや「ロスト・シング」の特別上映のほか、タンさんもお気に入りの萬画館オリジナルコラボメニューも楽しめます。

『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』公式サイト ☞ www.artkarte.art/shauntan/
石ノ森萬画館 ☞ https://www.mangattan.jp/manga

(お)

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宮城県沿岸の岩沼市と内陸の村田町を結ぶ、県道岩沼蔵王線「志賀姥ヶ懐(しがうばがふところ)トンネル」が開通しました。
東西地域の産業振興や観光交流の活性化のほか、円滑な災害支援・救急医療活動にも期待が寄せられます。

これまで岩沼ー村田間は狭い峠道しかなく、荒天時などは通行に支障が出ていました。新しいトンネルは全長1,285メートル。前後の県道3.7キロ区間も合わせて幅を広げ、2車線にしました。これにより通行時間は約8分短縮されるそうです。

村田側のトンネル近くには、「姥ケ懐民話の里」や「蔵の町並み」、「道の駅村田」がありますので、ぜひ地域の歴史文化もお楽しみください。

(お)